食べる前の対策:「牛乳を飲む」


 牛乳がニンニクのニオイをおさえる効果があるってことは、キン肉マンが牛乳を飲むとパワーが出なくなったことからもわかるように、以前から知られていたことではあります。
 しかし実際には、ニンニクの後に牛乳を飲むんでは、効果はうすいんです。食べる前に飲まないと。理屈はこうです。



 胃袋の図です。胃袋の“壁”にニオイがこびりつくと、後々までニオイが残るわけです。ですので、内側に何があるかが問題になってくるのです。ここからは紫色がニンニク緑色が牛乳として考えていきましょう。



 
ぎょうざを先に食べた場合は、ニンニクのニオイが胃の最内壁に付着するため、牛乳がニンニクの上にかぶさるだけになります。そうすると、牛乳の効果が先に消えてしまい、時間がたっても、ニンニクのニオイが結局消えずに残ってしまいます。


 牛乳を先に飲んでおけば、胃袋の内側に牛乳の層ができ、ニンニクのニオイが内壁にこびりつくのを防いでくれます。
 ここで大事なのは、牛乳を「ゆっくりとたしなむように飲む」ということです。ゆっくりと飲むことで、図のように胃袋の中に幾重もの牛乳の層ができ、より強固な壁となってくれます。



 急いで飲んでしまうと、牛乳はどんどん流れていって、層は薄くしか形成されないため、防御力も弱くなります。ここは落ち着いて。
 本当は、ぎょうざ自体もゆっくり食べれば「ぎょうざげっぷ」も出なくなってより良いのですが、ぎょうざを落ち着いて食べるのって結構大変ですもんね。



 このように、牛乳を「ぎょうざ食べる前に・ゆっくり」飲めば、もうあなたもばっちり。
 かつてリトル巨人くんが、高橋一三投手のスローボールを「1.2“の”3」で打ってホームランにしたことがあります。牛乳もぎょうざも、この“の”一息つくような気持ちを忘れずに行きましょう。





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