ボクのぎょうざ哲学


 …みんな知ってのとおり、ぼくの趣味はぎょうざを食べることです。ぎょうざと言えば中華料理屋でおやじが、ビール片手にラーメンの付け合わせとして注文するものでした。「おいしいけど食べた後クサい」「人と会う前には食べられない」といったイメージが強く、おっさんはいいけど若い女の人にはちょっと抵抗のある食べ物でした。
 しかし時代は変わりました。にんにくを使わないぎょうざも出現し、今やOLのお姉さん達が、なんと昼休みに!わざわざ列をつくってまでぎょうざを買って食べるようにまでなったんです!!そう、今やぎょうざはお姉さんの食べ物となったのです!!!
 少しはぎょうざの良さが、みんなにもわかってもらえたでしょうか?ところでぼくは、そんな素晴らしいぎょうざの世界をより堪能すべく、3年前に高校時代の友人(=ヨコオーウェンさん)と『ぎょうざの会』を結成しました。この会の活動内容は、「ぎょうざを食べ歩く」という単純なものです。でも、何でもかんでもぎょうざを食べればいいってもんじゃないんです。ぼくらは、ぎょうざに対して確固たるポリシーを持ってるんです。それは、以下の2つです。


1.我々にとって、ぎょうざは主食である。

 普通ラーメンのついでに餃子を頼んだり、ライスと一緒に餃子を頼むのが一般的でしょう。しかし我々にとってそれは邪道です。餃子という聖なる食べ物は、付け合わせやおかずなどではなく“主食”であり、餃子さえ食べればあとのおかずはいりません。


2.我々にとって、ぎょうざは必ず焼餃子でなければならない。

 一口にぎょうざといっても焼餃子の他に揚餃子・蒸餃子・水餃子(スープ餃子)など調理方法はいろいろです。元来中国では蒸餃子や水餃子が主流で、おめでたいことがあったときはみんなで蒸餃子を食べてお祝いをするそうです。でも我々に言わせれば、庶民的で日本人の口にいちばんあっているのは、やはり“焼餃子”です。それを自分でつくるたれにつけて食べるのがおいしいんです。


 こうしたポリシーのもと、首都圏の有名な餃子店を一軒一軒訪れ、ぎょうざを食べるのがぼくたちの目的です。しかし、首都圏全ての餃子店を制覇したとしても、ぼくたちの夢には続きがあります。それは日本中で一番ぎょうざの年間消費量が多い(!)という“ぎょうざの街”宇都宮に出向き、街の至るところにある餃子専門店を廻り歩くという、餃子合宿を行うことです。2泊3日くらいで宇都宮の全ての店のぎょうざを食べちゃおうと思ってます。そのことを約束して、ぼくの最後のことばとさせて頂きます。





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