アウトバック

 普通のステーションワゴンをオフロード仕様にしたレガシィ・グランドワゴン/ランカスターですが、 このコンセプトは、後にアウディやボルボなども追従した先駆的なものでした。 海外ではレガシィの名前が付かずに、アウトバックという独立したネーミングを与えられていましたが、ようやく日本でも現行型で、共通のネーミングとなりましたね。
 また注目はアメリカ。ワゴンだけでなく、なんとセダン(日本ではB4)版の アウトバックもあります。





インプレッサ

 基本的にスバルの車(と、いってもフォレスターやレガシィなど3車種ですが)は、世界どこでも共通の名前で売られています。例外なのは、オーストラリアでレガシィが“Liberty”という名前になっていることくらい。
 インプレッサも当然その例にもれないのですが、なんとアメリカでは、同じGM系列のサーブブランドでも売られています。名前は9−2X。そのフォルムは、インプレッサ・スポーツワゴンそのものです。ただしこのクルマ、正面から見ると明らかなサーブ顔。ここだけ見ると似ても似つかぬ別のクルマです。





カルタス

 国際的な商品として、多メーカーに渡っても幅広く活躍している旧型カルタス。 国際的にはスイフトという名前を使用しておりました。新型スイフトは、いわばこの後継車といえそうです。
 カルタスは、まだ日産とつながりのあった頃のスバルにもヨーロッパでOEM供給され、日本でも知られたジャスティを名乗っていました。しかもこのジャスティ、スズキのハンガリー工場製です。マニアック。
 また、アメリカでは、親玉GMの系列であるシボレーから、メトロという名でも販売されていました。 見ると、同じシボレーのキャバリエ(日本ではトヨタ・キャバリエ)に似た顔をしてます。





イグニス

 先代の日本版スイフトは、中身はカルタス(=国際商品スイフト)とは全く別物・Keiのワイド版でした。
 その当時ヨーロッパでは、まだ国際商品スイフトが継続販売されており、この日本版スイフトを販売するにあたっては別の名前をつける必要がありました。そこで、新しくつけた名前がイグニスというわけです。
 また、現地版スイフトが生産終了すると、このイグニスを、日本からの輸出ではなく、ハンガリー工場で生産することになりました。その際、顔などが兄弟車のシボレー・クルーズと同じという新イグニスとなり、これがまたもスバルにジャスティ後継車として提供されてるんです。しかもグリルやバンパーを変えて、スバル顔してます。





オペル・アジラ&フロンテラ

 この2車は、巨大なGM系列の産物です。ラインナップの弱い部分を、 系列メーカーのクルマでうまくカバーしてるわけです。
 日本でもこの方法やってます。シボレーMW(ワゴンRソリオ)や、スバル・トラヴィック(オペル・ザフィーラ) なんかが、そう。
 アジラはコルサの下のエントリーモデルとして、 フロンテラはオペル唯一のSUVとしてそれぞれ重要な役割を担っています。
 ところでオペルって、名前の最後が全部「a」なんですね。





エスクード

 Vitaraってヴィターラと読むんですかね。現行エスクードは、グランドヴィターラを名乗っていますが、それまでは通常ボディがヴィターラ、ワイドボディ版がグランドヴィターラでした。
 日本のグランドエスクードは、7人乗りのものですが、 アメリカでは独立したXL−7という車名になっています。





トゥルーパー

 日本以外では、トゥルーパーの呼び名で統一されているようです。 でもビッグホーンって、かっこいい名前だと思うんですけどねぇ。
 アジアの一部地域などでは、シボレーブランドで売られていますが、 やはり名前は同じくトゥルーパーです。 






もどる




くるまの部屋へ


トップページへ