クセドス

 マツダが欧州で展開する予定だった、高級車ブランドのクルマ。 車名の数字は車格を表していて、それぞれ929・626に対応していることがわかりますね。
 実際には高級車チャンネル立ち上げ計画は頓挫してしまいましたが、 この2車はコンセプトやスタイリングがわかりやすくて、なかなかよかったと思います。
 クセドス9は、現在では欧州マツダのフラッグシップ車となっています。





929

 マツダのLクラスの車名です。こうして見ると、マツダの車名表記ってすごくわかりやすいですよね。 車格を表す数字の間に“2”を挟んだ3桁で構成されています。9が最高の車格ってことですね。
 マツダは日本でも、アンフィニブランドでそれに準じた数字を含んだ車名をつけていました。 MS−8なんていうのもありましたね。





マツダ6/626

 マツダのミドルクラスセダンの海外での車名です。クロノスこと626は、当初は 旧カペラである626の後釜として、ヨーロッパでも販売されていました。
 しかしこのクロノスは、アメリカ向けの大きいサイズになったクルマだったので、当時としてはサイズが大きめ。 新型カペラ/626は、日本とヨーロッパ向けのミドルクラスのクルマとしてつくられたわけです。
 アメリカでは、その後もクロノスが626として延々売られてました。アテンザはそのクロノス・カペラ両方の後継車。伝統の626からマツダ6に輸出名を変更し、再び世界共通で販売される車になったのです。





マツダ3/323

 マツダのコンパクトクラスの車名です。遂に名前が消えてしまうファミリアは、アメリカでも当初は323を名乗っていました。
 また、日本でランティス・クーペとしてファミリアより格上の位置づけで売られていたクルマが ありましたが、ヨーロッパでの名前は323F。323の5ドアハッチバックという位置づけでした。 要はファミリア・アスティナやユーノス100の後継車ってことですね。





121

 欧州でのエントリーモデル121は、オートザム・レビューがその役割を担っていました。レビュー絶版後も121の後継車は出ていますが、これはフォード・フィエスタ(日本未発売)が化粧直しされたものです。
 デミオは121にならないの?と思ったら、初代はオーストラリアでは121metroだったものの、欧州ではDemioの名で売られていました。で、今度のデミオからはマツダ2に。“1”ではなく“2”へ上級進化というところですね。





MX−5/MX−3

 これもわかりやすいですね。マツダのMにスポーツを表すXと、車格を表す数字で構成されています。
 世界共通の車名として、MX−6っていうのもありましたね。数字で見ると、 MX−3は323と、MX−6は626と同車格ってことです。
 RX−7も同じことで、ロータリーエンジンを搭載しているので、Mの代わりにRを使っているってことなんですね。 






もどる




くるまの部屋へ


トップページへ