インフィニティ

 ニッサンの高級車を販売するブランドです。車格を表すアルファベット1文字と、 排気量を表す2桁の数字で車名がつくられています。
 ところでインフィニティQ45は、バブル期の日本でそのままの名前で売られてましたが、 これは当時のシーマとは別物のクルマでしたね。先代から2車種が統合されて、 シーマ=Q41(先代)・Q45(現行)になったんです。





V35/V36スカイライン

 R34も、GT−Rだけはヨーロッパで売ってましたが、実質的には国内専用モデルでした。
 V35スカイライン、R34とは全く別のクルマになりましたが、ボクは非常に評価してます。 今までの迷いを断ち切ったいいクルマですね。
 ニッサンはこのクルマをインフイニティブランドで、世界に出すことにしました。Gの名が示すように、G20(プリメーラ)の後継車ということで、アメリカに乗り込み、大好評を博しました。
 そしてV36になってからは、いよいよヨーロッパに。欧州でもインフイニティブランドを展開することとなり、その第一弾のクルマとして、売られることとなりました。





200/240SX

 3桁の排気量+SXが基本。Zは特例ですね。日本の180SXもこの方式に 倣っていることがわかります。S13のツーフォーティーは、顔はワンエイティー、お尻はシルビアでした。
 それと、200SX。ヨーロッパとアメリカで全然違うクルマなのに、 排気量が同じだけで、同じ名前になってるのが面白いですね。





セフィーロ

 初代セフィーロはFRのクルマでした。
 当時、日産の同クラスにはFFのマキシマがあって、 この2車をFF車一本に統合したのが先代セフィーロなんです。実質的にはマキシマの後継車なんですが、 日本国内では、より認知度の高かったセフィーロの名前を引き継いだってわけです。
 なお、アメリカでもI30とは別に、ニッサンチャンネルでマキシマという車が売られてます。 これはセフィーロ/I30の兄弟車で、よりアメリカ人の好みのスタイリングをしているのが特徴です。





アルティマ

 尻下がりのブル。日本では拒絶反応を示す人も多かったこのスタイルは、アメリカ向けに開発されたものでした。輸出名はアルティマ。このU13型の後は、日本のブルーバードとは別に、アメリカ向けにボディサイズの大きいクルマがアルティマになりました。この大きいアルティマは、中国ではブルーバードの名前で売られてましたが、日本では売られていません。
 そのまた後に出たアルティマは、2002年北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど大躍進。日本でのブルーバードの凋落とは対照的です。





プリメーラ

 プリメーラって、もともとヨーロッパ向けに開発されたクルマです。それが日本でも受け入れられ、 アメリカでも、高級チャンネルのエントリーモデルとして売られているわけです。
 欧州のプリメーラは、最近フェイスリフトをして、よりルノーっぽくなりました。 今度の新型も、時間をおいてからヨーロッパで売られるみたいですね。
 アメリカのインフィニティG20は、今はなきプリメーラ・カミノ顔をしています。 こちらはスカイラインにバトンタッチです。





サニー/パルサー

 ニッサンはこのクラスに、地域別に2つの異なる車種を投入していたわけです。 日本では両方とも売ってましたけど。
 以前は欧州でサニーといえば、パルサーのことだったんです。 先代パルサーからはアルメーラを名乗るようになりましたが、これにはプリメーラの弟分という意味だそうです。
 このアルメーラのセダンを、メッキグリルなどで飾り立てたものがブルーバード・シルフィ。 ただしエンジンだけは、アメリカのセントラのものを積んでいます。





ティーノ

 日本では独立した車名になってますが、ヨーロッパではサブネームみたい。 アルメーラの派生車種(モノスペース版)として扱われてるってことがよくわかりますね。





テラノ

 レグラスってもともとテラノの高級版だから、インフィニティチャンネルで売るのは妥当ですね。 名前のつけ方は他のインフィニティ車とはちょっと違います。QX4の「X4」は4WDを意味するようです。
 ヨーロッパでは、日本にもスペイン工場から逆輸入していたミストラルが主力です。 このミストラルの欧州名がテラノ「2」で、日本のテラノは欧州名パスファインダー。 テラノ「1」はどこにあるんでしょ…なんて思ってたら、ミストラルの欧州名が、単なる「テラノ」に変更されてました(2002年)。






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